ブーペ島DXペディション(3Y1VC、1977年)秘話

DXWORLD.netの記事「Today’s QSL of the Day」に、1977年にJohn Snuggeredさん(LA1VC)によって行われたブーペ島からの運用(コールサインは3Y1VC)における秘話が掲載されています。

西川さん(JA3FYC、exJR6RRD)が同サイトに寄稿した記事によると、この運用では全世界でわずか26局との交信が行われただけでしたが、西川さんは日本から唯一この運用における交信に成功したとのことです。

同記事によると、交信に成功した局のリストは、

*3Y1VC worked 26 stations from Bouvet Island in 1977. ZS5WT, JR6RRD, K6ID, OH2BH, SM3BZH, OE1ER, OZ1LO, OH2QV, SM3RL, LA2KD, SM3EVR, UL7LAW, OZ7HT, LA1KI, LA4HD, PY1HQ, SM3CXS, YU3DX, OH2BC, YU2RC, YU2RT, SM3AUW, 4X4FU, SM5AQB, YU2RCZ and OH2BGD.

となるそうです。

なお、下記にDeepLによる、同記事の機械翻訳を一部修正したものを掲載します。

1977年2月24日、ノルウェーの調査船がブーベ島にビーコン送信機を設置するため、島の海域を回っていました。船は島の北西部に位置するウェストウィンドビーチに停泊しました。2月23日の午後、10名の乗組員が島に上陸し、ビーコンを設置しました。「3Y1VC」(ジョン・LA1VC)は、運用の準備が整いましたが、天候が急変したため、船に戻らなければなりませんでした。

24日になっても悪天候は続き、風向きの関係でスタッフは島の南西部の黒砂海岸に上陸することができました。その2時間後、3Y1VCは15:00Z頃にQRVの準備を整えました。しかし、コンディションは非常に悪く、15:45ZのZS5WTと16:07ZのJR6RRDのみがコンタクトに成功しました。17:40ZにCQをコールした3V1YCは、W6IDを含むヨーロッパを中心に29のQSOを得て、ボートに戻りました。(3局がデュープQSOでした)。

2月25日にも上陸が予定されていましたが、悪天候のためにキャンセルされました。結局、歴史的な交信に成功したのは26局だけでした。

3Y1VCとのQSOについて:

16:00Zに14.025MHzでCWでのCQを見つけました。何度か交信を試みてみましたが、反応はありませんでした。最後に、16:07Zに14.028MHzでCQを聞いて、再度交信を試みたところ、反応がありました。やった!と思いました。

QSOは通常のもので、RST、名前、QTHを交換しました。最初の印象は、ただの見慣れない局で、それ以上ではないということでした。しかし、その後のDXミーティングで3Y1VCのQSOリストを発表したところ、日本とアメリカの局が1局ずつ含まれていることがわかりました。これにはビックリしましたね。

DX誌の編集者からは、JR6RRDは偽局で、QSOも偽物だという問い合わせがたくさん来ました。QSLカードが確認できたらコピーを送るように言われました。その時、私はそれがたいへんな事実になることを知りました。その時は、どのカントリーが貴重なのか分かりませんでしたし、DXCCも完成していません。

その後、私はDXCCにこだわるようになり、DXマニアになりました。考えてみれば、これは神様が与えてくれた運命だったのかもしれません。3Y1VCとのQSOは、私にとって1億円の宝くじが当たったようなすごい出来事でした。

Carl Chun – NOAA Photo Library (Primary source: Carl Chun, “Aus den Tiefen des Weltmeeres” 1903.), パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=358854による
上記の記事には、当時のQSLカードや、手書きのログなど、貴重な画像が掲載されています。ぜひご覧ください。
この記事を書いた人
7J3AOZ

プログラマーズ・ワークショップ代表。伊丹アマチュア無線クラブ(JL3ZGR)会長。コールサインは7J3AOZ、KI4KKI、ex4S7AQG。中学校2年生で第四級アマチュア無線技士資格(当時は電話級)を取得。アマチュア無線歴42年(中断期間あり)。某ニュース元エディター。QRVnow.comエディター。

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