JARL社員の田原さん(JA3HBF)が「JARL 第10回定時社員総会」に向けた準備書面を公開

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)社員である、田原さん(JA3HBF)が、Facebookで、田原さんがJARLに提出した、6月27日(日)に行われる「JARL 第10回定時社員総会」に向けた準備書面が公開されています。「QRV now!」では、田原さんのご許可を得て、以下に全文転載させて頂きます。

(以下、田原さんのFacebookより転載、ヘッダー部分は省略しています)

第10回定時社員総会準備書面

1. 議長団及び、事務局へ申し入れ (議事に入る前に確認していただきたい。)

(1)議事進行と採決にあたって
 疑義が持たれる採決を避けるため、また事後の検証を可能とするため、さらには昨年と同様に本年も特殊な事情に鑑み社員総会に出席することが叶わなかった社員や傍聴を希望するも傍聴することができなかった会員に配慮し、下記①~⑪の提案を採用(遵守)する事、また社員総会での議論の傍聴を可能にするためweb上での公開を求める。

①  下記(<第2号議題から第4号議題に関して事務局の認識について>)に詳細を記したが、事務局の誤った認識により今回の議決権行使書に記載された注意事項はJARL社員総会議事運営規程第3条(3)項に定められたものと異なっている。従って、社員から送付された議決権行使書は社員総会議事運営規程に沿った計数をしなければならない。この議決権行使書の扱いに関する執行部の所見を伺いたい。

②  委任状を提出した委任者と被委任者を全て公開し、全ての委任状況が分かるようにする事。

③  社員総会議事運営規定第9条7項に則り社員からの質問打ち切りに関して、すべての質問 が終了したことを確実に確認してからでないと打ち切ってはならない。

④  昨年の社員総会では質問を平等に受けるという建前で関連質問を受け付けなかった。これでは、その関連質問が後回しになり、非常に効率が悪い。質問者の関連質問を認め、一つ一つの問題を片付けて次の問題に移るようにしないと非効率的である事から関連質問(再質問)を認めていただきたい。

⑤ 採決にあたり、議場を閉鎖し議決権の有効数を確実に再確認すること。

⑥ 採決方法は社員総会議事運営規程第15条による「投票」とし、後日確認ができるように保存し、定時社員総会に出席できなかった社員が後日確認できるように配慮する事。

⑦ 投票は無記名とし、投票箱を用意すること。

⑧ 投票にあたっては「賛成」、「反対」、「保留・棄権」とし、それぞれの投票箱に投票すること。

⑨ 開票にあたっては立会人を複数名設けることとし、社員の中から無作為に選出すること。多数の場合は抽選とすること。選任にあたって議長には一任しない。

⑩ 開票は各投票箱を同時に開票し、立会人はその票数を確認すること。

⑪ 議決権の総数と有効投票総数が整合する事を確認すること。過去に「保留・棄権」した社員が存在したにも拘わらず「賛成」「反対」の合計が有効投票数となったことがある。一票でも異なれば計数の信頼性そのものを著しく損なう事となる。

2. 第1号議題 令和2年度決算の件

(1)会計帳簿閲覧謄写請求の件

(1)-1 開示拒否の理由について【質問】
社員有志から一般社団法人法で定められたところによって請求された会計帳簿閲覧請求に対して昨年に続き本年も閲覧を拒否し、それに応じなかったため、社員有志はしかたなく東京地裁に仮処分の申請をした。東京地裁より社員有志の要求は法令に則った正しいものと判断され会計帳簿開示の命令が出された。本来、社員有志が請求した時点で開示すべきものである。それにも拘わらず、なぜ頑なに開示を拒否するのか?

(1)-2 今後の会計帳簿開示の件【質問】
会計帳簿の開示は法令によって定められたものであるが、昨年に引き続き今年も開示を拒否した。今後においても社員から同様の合法的な開示請求を求められた場合、このような法令違反を続けるつもりか?

(1)-4 弁護士費用支出における責任の件【質問】
この無用な開示拒否により多額の弁護士費用を支出する事となり、この無駄遣いに対する責任は誰がどのように取るのか?

(1)-5 顧問弁護士契約の件【質問】

オーセンスと鈴木弁護士の2ヶ所の弁護士事務所と顧問契約をしているが、その必要性は無いと思われる。経費の無駄遣いである。2ヶ所と契約している理由はなにか?

(1)-6 顧問弁護士へ【要請】

会計帳簿の開示は法律によって認められたものであり、JARL会員の利益となるものである。顧問弁護士はJARL会員の利益よりも髙尾会長・日野岳専務理事の個人的な弁護を優先しているように思われる。顧問弁護士は会員の利益になる事のみを取り扱うよう求めると共に、この支払いは日野岳・髙尾・佐藤3氏に請求するよう求める。

(2)髙尾会長に対する定期代金支出の件【質問】

会長は「非常勤」でありながら定期代が支給されている。定期を使うほど出勤しているのか?実際に出勤している事を証明できる出勤簿はあるのか?非常勤の人間が毎日事務局に来て何をしているのか?それ程の業務量はあるのか?具体的に回答されたい。
近年、一般企業において、その会社員に対して都心への人流を押さえるためと、休日において私用にも使えることから定期代は支給せず、事後精算している企業も増えていると聞く。会長の交通費も事後精算にしてはどうか?

(3)お歳暮の件【質問】

11月19日に16件(1件あたり5,000円)その後2件のお歳暮が追加して贈られている。JARLがお歳暮を送らなくても業務の遂行に影響を及ぼすような相手先は無いと考えられるが、そうでは無いとするならば18ヶ所もの相手先とはどのような所であり、どのような理由から贈答する必要性があるのか説明していただきたい。

(4)専務理事の報酬の件【質問】

専務理事の報酬に関して、平成24年の社員総会において多数の社員が役員報酬は高すぎると判断し、その報酬額に反対していたが、当時の稲毛会長は社員の前で「報酬に見合う働きをさせますから。」と頭を下げて答弁され、その事を受けて多くの社員は渋々了承した。しかし、それ以降の専務理事の働きはとても報酬額に見合った働きとは思えない。特に昨年は報酬に値する仕事をしていない。専務理事の報酬を減額するつもりはないか?減額しないとすればその理由は何か?

(5)赤字決算はいつまで続けるのか?【質問】

 (5)-1 昨年度の赤字幅減少はただ単にコロナ渦により行事や会長の全国行脚が行われなかったために一時的に減少しただけで、来年度の予算案はしっかり赤字となっている。赤字を減少するための施策が全く見られないが、その見解を伺いたい。

 JARLは一般社団法人なので黒字にまでする必要はないが、収支のバランスが取れる所まで改善する必要がある。執行部にはその方策や能力は無いのか?

 (5)-2 毎年毎年、同じ質問を繰り返さないといけないのは情けない。今年度予算も赤字だが、いつまで赤字予算・決算を続けるつもりか?近い将来への展望を示していただきたい。


<第2号議題から第4号議題に関して事務局の認識について>

今回の議決権行使書の注意書きに関する質問に対して事務局の回答はその認識を誤っている。事務局からの回答は株主総会において賛否の取り扱いに関する争いについての大阪地裁における裁判例と思われる事例を引用しているが、この大阪地裁での裁判例には条件があって、相反する議題があり、相反する議題への賛否が同じであると矛盾が生じる事、その議決権行使書には異なる賛否の扱いについての説明がなされた「参考書類」が株主に対して配布されていた事と言う条件の下に大阪地裁は会社側の主張を認めたのである。今回のJARL定時社員総会の議題にはこの裁判例にあるような「相反する議題」は存在しない。また、議決権行使に関する「参考書類」も社員には配布されていない。従って大阪地裁における裁判例はまったく参考にならないものである。

そもそも、JARLには社員総会議事運営規程第3条(3)項には明確に注意事項が示されているのであるから、その恣意的な解釈は認めない。議事運営規程を遵守すべきである。
   

3. 第2号議題 理事日野岳充解任の件

(3)-1 赤字予算・赤字決算の責任【質問】

赤字予算・赤字決算について「赤字」であるという認識すら無いと思われる。一般社団法人に改組されて以来、社員総会においても赤字解消に向けて対策をすると答弁を続けていながら何の対策も行ってこなかった責任は重大である。一時期専務理事を降板されたのはその責任を取るためでは無かったのか?

(3)-2 システム会社、事務所移転の件【質問】

システム会社の変更や事務所移転は日野岳氏が進めたものでは無く当時の長谷川理事と伊部理事によって推し進められて実現したものであり、日野岳理事の手柄の如く反論しているが、それはまったくの思い違いも甚だしい。

(3)-3 ハムフェア中止の件【質問】

第45回理事会でハムフェア中止宣言をした事は紛れもない事実で、それを否定するのは責任逃れの何ものでも無い。この理事会終了間際にそれとなく報告したと言う事実を当時の多くの理事から伺っている。これらの多くの理事全員が虚偽の情報を提供したというのか?

(3)-4 社会貢献活用ガイドラインの件【質問】

社会貢献活用ガイドラインを未だに作成していないのは職務怠慢であり、総務省に対し、また、世間に対してもJARLの信用を失墜させた責任は重大である。当初、総務省からは3月末までに作成するように要請されていたにも拘わらず未だに作成できていない。作成できない理由はなにか?また、いつまでに作成するのか?総務省に対してはどのような説明をしているのか?この様なガイドラインを作成する能力に欠けるのでは無いか?社員全員が理解できるような説明を求める。

(3)-5 昨年の社員総会における速記録の件【質問】
昨年の社員総会における速記録を発言者の許可無く数字を改竄したり、発言そのものを部分的に割愛し、社員の発言(質問)を改竄し、速記録の意義を失わせた責任は重大である。

(3)-6 速記録廃止の件【質問】
さらにその速記録も今年の社員総会から廃止してしまった責任も重大である。社員総会に出席できなかった社員や傍聴できなかった会員は一切社員総会の詳細を知る事ができなくなってしまった。今年も社員総会のweb中継を求めているが、さらに、いつでも社員総会の内容を確認できるように録音した音声ファイルを公開する事を要求するが、社員や会員のためにそれらを実現するつもりは無いか?

(3)-7 不要なQSLカードの削減策について【質問】
2018年9月にIARU Administrative Councilがソウルで開催され、不要・配達不能QSLを削減する方針が決定された。
               ↓
https://www.iaru.org/on-the-air/qsl-bureau/

令和2年5月の第50回理事会において田中理事提案である「コンテスト時のQSLカ―ドの自粛」は正にIARUの決議に沿った形のものであるのになぜ反対したのか?
日本から大量に送られてくるコンテスト時の不要なQSLカードに対して世界中のアマ チュア局から非難されている事実を知っていれば田中理事提案を否決することはできなかったであろう。IARUの決議を知らずに否決したのか?それとも知っていながら否決したのか、いずれであるか回答を求める。

4.第3号議題 理事髙尾義則解任の件

(4)-1 専務理事・監事の任命責任【質問】
日野岳専務理事・佐藤監事を任命した責任は明らかに髙尾理事にあり、その責任逃れはできるものでは無いが、その責任は感じていないのか?

(4)-2 多額の交通費の件【質問】
昨年の社員総会において多額の交通費に関して具体的な質問に対する具体的な回答は何も無く、抽象的な答弁に終始した。その理由を説明できるか?

(4)-3 伏見氏立候補の件【意見】
伏見氏の件ではご本人に確認したところ、間違いが無いとの事。その他のその当時の理事に尋ねても同様である。平成30年の第7回社員総会において私の質問に対する髙尾理事が回答した「そのような事実は無い。」は明らかに「虚偽答弁」である。

(4)-4 反対派理事排除の件【質問】
昨年9月の社員総会(継続会)において委任状を1名の社員に集中させ委任者の意思とは異なる議決権を行使して東海・関西の理事4名を排除した責任は重大であるが、その責任は感じているか?

(4)-5 北陸地方本部長の件【質問】
前川氏の後任については残任期間を勘案すれば社員総会にて理事選任を行うために十分な期間も確保できる状況であったのにも拘わらずそれを行わなかったのは会長の責任重大である。規則第28条1項に定める通り、選挙を行うべきであった。北陸地方本部区域会員の選挙権及び、被選挙権を奪う民主主義に反した卑劣な行動であると言わざるを得ない。見解を伺いたい。

(4)-6 偏った理事会構成の件【質問】
上記(4)-4及び、(4)-5によって髙尾理事に反対する理事を全て排除し、極めて偏った非民主的な理事会運営を行っているが、その認識を伺いたい。

(4)-7 不正な経理処理の顛末について【質問】
昨年の領収書開示によって理事会後に行われた理事の懇親会において不正な経理処理が明らかになった。その後どのような処理をしたのか?下記の四つの内の一つと思われるが、どれに該当するのか?該当するものが無ければどのような処理をしたかを回答していただきたい。

① JARLに返金した。

② 各理事に返金した。
③ 両者に返金した。
④ どちらにも返金していない。

5.第4号議題 監事佐藤眸解任の件

(5)-1  赤字予算。赤字決算容認の件【質問】
長年の赤字予算・赤字決算を放置してきた責任は重いが、赤字予算・赤字決算に対する監事としての見解を伺いたい。

(5)-2 専門知識と学識経験の件【質問】
JARL規則第27条において推薦する理事候補者及び監事候補者の推薦基準が定められている。それによると「専門分野における学識経験者」とある。さらには社員総会に向けて社員に送られた議案書には佐藤候補者の経歴が明らかにされていない。どのような「専門分野」と「学識経験」があるのか伺いたい。

(5)-3 監事の法令違反の件【質問】
いかなる理由があろうと「一般社団法人及び、一般財団法人に関する法律」に違反する行為(理事会への出席義務)は監事として犯してはならない行為である。法令違反という自覚は無かったのか?
社員提案に対し、理事の出席数が足りないと弁明しているが、第46回理事会開催予定日のいつの時点にどこで出席数足りないと知ったのか?

第46回理事会は定時社員総会終了後に同じ会場であるベルサール西新宿で開催される予定であった。当日社員総会に出席した理事・監事は何の問題も無く出席できたはずである。招集した理事から開催理由も示されているのに法令違反を犯してまで欠席する合理的な説明を求める。

(5)-4 監事の選挙違反の件【質問】
JARLの選挙において違法な選挙活動に加担し、選挙管理会から「勧告」の処分を受けている。監事としてあるまじき行為である。選挙委員会が選挙違反を認定したことによって「勧告」と言う処分をしたのであり、それを否定することはできない。選挙違反の処分を受けた所感を伺いたい。

(5)-5 青森県支部発行のアワードの件【質問】
青森県支部におけるアワード事業に関し、事務局からの反論は「佐藤監事はアワード収入には関与しておらず」とあるが、支部長が支部事業に関与していないとすればそれは支部長として職務怠慢である。支部長としての職務も全うできない人間がJARLの監事が務まるはずが無いと思われるが、監事の見解を伺いたい。

6.その他

(6)-1 ローバンド連続解放の件【質問】
ローバンドの問題は何十年も前から多くの会員から要望され、社員総会でも多く取り上げられてきた。ここ数年ほんの僅かなバンド解放をされただけで、その後は全く進んでいない。特に3.5MHz帯においては細切れ状態が依然として解消されておらず、早期に連続解放されるよう希望するものである。
これらのバンド解放に際し、優先順位は当面の間は二次業務でも構わないと思っている。バンド解放を優先すべきであると考える。
この件に関して昨年一年間において総務省と交渉してきた具体的な事実を公表していただきたい。さらに、今後の見通しについて具体的に説明していただきたい。

(6)-2 理事選任の制度改革について【質問】
現在の理事選任の選挙制度は他の団体と比べても変則的な制度と言わざるを得ない。現在の新組織に移行してから常に問題が起き、指摘も受けてきた。この制度を改革する予定は無いのか?

(6)-3 投票用紙の返送先の件【質問】
昨年も話題に上った選挙の投票用紙がJARLの封筒にて会員に送付されるため宛先
不明等で返送されてくるものはJARL事務局に届く。これを投票用紙送付先であるアグ
レックス社とされたいとの社員からの要望があったが、検討はされているのか?もし、
まだであれば次回の選挙に間に合うように進めていただきたい。

(6)-4 青少年育成事業に関して【質問】
青少年の育成について叫ばれて久しいが、現在行われているイベント等では何の効果も上がっていないと感じる。現実的にその効果を実感できて劇的に展開できる何か 新しい名案は無いのか?

以上。
この記事を書いた人
7J3AOZ

プログラマーズ・ワークショップ代表。伊丹アマチュア無線クラブ(JL3ZGR)会長。コールサインは7J3AOZ、KI4KKI、ex4S7AQG。中学校2年生で第四級アマチュア無線技士資格(当時は電話級)を取得。アマチュア無線歴42年(中断期間あり)。某ニュース元エディター。QRVnow.comエディター。

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