ARRLのサイトのニュースによると、米国では、47GHz帯のアマチュアバンド(47〜47.2GHz)において、アマチュア無線が1次業務として割り当てられている状態が守られたと言うことです。
これは、FCCが今年の初めから検討していた、2019年に行われる世界無線通信会議(World Radio Conference 2019,WRC-19)の議題のひとつである「第5世代移動通信システム(5G)」に割り当てが要求されている周波数帯(現段階では24.25~86GHzが要求されている)に関して、24.25GHzから上の11GHzのバンド幅を「免許が必要な無線局」と「免許が必要ない無線局」の共用を許可することが「5Gサービスの可能性を開く鍵である」としながらも、47GHz帯に関しては、アマチュアバンド(47〜47.2GHz)を外した47.2〜50.2GHzを利用すると言う結論を出したことによるものだそうで、ARRLのChief Technology OfficerであるBrennan Priceさん(N4QX)は「アマチュア無線の許可されているマイクロ波帯のほとんどは、アマチュア無線が2次業務となっていますが、47GHz帯のアマチュアバンドはアマチュア無線が1次業務である貴重なバンドなので、各国のアマチュア無線連盟はIARUと協力して、このバンドの防衛にあたってほしい」と語っているそうです。
なお、詳しくは上記のリンク先をご覧ください。
日本経済新聞の記事(「次世代通信5Gの周波数、日本案通らず 世界無線通信会議」)によると、
日本は産業界の意向を反映して6ギガヘルツ以上も対象にするよう求めたが、既に衛星通信などに利用している国も多く、賛同を得られなかった。
とのことです。なんだかな(苦笑)
なお、ジャガナート (juggernaut) の意味はこちらを。
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